人はヘルペスウイルス3型に初めて感染すると、水痘(ミズボウソウ)になります。このウイルスは水痘が治っても、その人の感覚神経細胞の中で死なずに生き残り、じっとしています。そして、免疫力が低下、又、老年期になると、再び活性化して発病します。これが帯状疱疹です。
高齢で発症すると、ウイルスの活動する神経がある皮膚の領域には発赤を伴う水疱ができて、強く鋭い痛みが長く続くことがあります。人は85歳まで生きると、約半分が帯状疱疹に罹ります。抗ウイルス薬を早く使えば使うほど、効果も高くなります。また、帯状疱疹ワクチンを事前に接種していると、帯状疱疹後の疼痛を発症する可能性も低くなります。
帯状疱疹ワクチンは安曇野市でも令和6年4月から補助券を出して予防を勧めています。詳しくは安曇野市のホームページをご覧ください。
https://www.city.azumino.nagano.jp/soshiki/26/112868.html
参考ホームページ:MSDマニュアル家庭版